STAFF COLUMN

スタッフコラム

(6)今!マイブームのサードプレイスは?

2019年5月3日

今、座禅がマイブームです。
土曜日の午後、時間が取れたらさいたま市大宮区の「東光寺」で開催される座禅会(参加費無料)に顔を出すようになりました。
曹洞宗の東光寺は大宮山と号し、大宮駅の東北側500メートルにある創建880年の歴史ある禅寺です。初めて訪れた時は大宮の繁華街の一角にこんな静かな空間があるのかと驚きました。

座禅が初めての人でもお坊さんから懇切丁寧に作法を教えていただき、約1時間の座禅体験ができます。座禅素人の私は、足が痺れる、猫背になる、お腹が鳴る、眠くなる・・・等々、瞑想には程遠く、警策(きょうさく)で何度も叩いてほしいところですが、少しずつ穏やかな時間に身を任せることができるようになってきました。

そして最近は座禅体験だけでなく東光寺に伺うこと自体が楽しみになってきました。
境内には随所に遊び心のあるアート作品(仏像もアートっぽい?)や書、日本古来の伝統工芸品が飾られており、見て廻るだけでも飽きない楽しい空間です。
特にご紹介したいのは休憩室として開放されている「客殿」です。
お寺なのに?美味しいコーヒーとお寺オリジナルの牛乳煎餅を食べながら(これらも全て無料です 笑)読書をしたり、鎮座されている観音菩薩像をぼんやり眺めたり、その日の気分に合わせて思い思いの時間を過ごしています。
客殿では、座禅に来た人はもちろん、法要に参列した人や檀家の方々が集まって茶飲み話に花が咲いています。「葬式仏教」ではない「人が集う場所」という、お寺本来の役割の一端を垣間見ることができた気がします。
そして、住職をはじめ座禅を指導するお坊さん、お寺の関係者の方々がいつも笑顔で優しく迎え、そして見送ってくれることは何よりの癒しになります。

さて、弊社サードプレイスの社名の由来は、自宅(ファーストプレイス)でも職場・学校(セカンドプレイス)でもない、自分にとって心地の良い時間を過ごせる「第三の居場所」という意味からきています。
「サードプレイス」は決して一か所ではなく、何か所あっても良いと思いますし、不変でもなく、今、マイブームの「サードプレイス」があって良いと思うのです。
私にとっては今まさにこのお寺がマイブームの「サードプレイス」となっています。

長い連休を終え、これから心身のリズムを少しずつ元に戻していく時期に、「サードプレイス」は大いにサポートとなるのではないでしょうか。
 

(5)「不安」は煩悩が健康に働いている証?!

2019年2月15日

最近、人気のテレビ番組「チコちゃんに叱られる!」風に紹介すると
「ねえねえ、〇村!どうして人間は不安になるの?」
「え!何それ?えーと??」
ボーっと生きてんじゃ〇〇!!
「人間はどうして不安になるのか?」チコちゃんは知っています。
ジャジャーン!「それは煩悩が健康に働いているからー!」
暫く沈黙(笑)

これは江東区因速寺 武田定光住職の著書「救済詩抄」で紹介された住職ご自身の気付きです。
住職曰く
「不安」は仏縁により煩悩が健康に働いてくださっているから起こる。
「不安」は固定観念が大きく揺さぶられる時に起こる。
「不安」は固定観念が破壊され新たな創造が引き起こされる胎動である。
私たちは何でも固めたい、決めたいと欲望する。固めてしまったものには命が宿らない、とのこと。
「不安は決して悪いことばかりではない」ということのようです。

「不安」になるとその原因を突き止めて排除したいと考えますが、排除できないと更に不安になるという負のスパイラルに陥ってしまうことがよくあります。
大抵は時間が解決してくれて「あんなに悩んで損した」と思うことも多いのですが、確かに後から思い返してみると不安の原因は「欲望」「妬み」「怒り」といった煩悩がいつも張り付いているようにも思います。

「不安になるのは当たり前」
「不安になるのは新たな創造が生まれる予兆」
「不安になるのは煩悩が健康に働いている証だ」
一呼吸おいて、このように意識するだけで、自分自身の不安な気持ちを受け止める許容量がかなり増幅されるように思います。

それにしても、「煩悩」も仏様からの贈り物とは?!奥が深いですね。
 

(4)営業職の基本の基!=「傾聴」

2019年1月31日

以前、私は別の会社(サービス業)で30年近くに渡り法人営業に携わってきましたが、30代の頃、非常に流行った営業手法が「企画提案セールス」でした。
それまで、御用聞き営業やプッシュ型営業しかできなかった私にとって、それはとても斬新で魅力的でした。
商品を売り込むのではなく、お客様の課題を聞き出して、解決策を提案する。お客様を知ることに重点を置き、情報収集・分析、企画(書)作成等総合力が求められる営業手法です。業界分析や課題抽出、企画書作成やプレゼンスキルなど社内外の研修を通じて学び、営業現場で大いに活用しました。

ところが、私自身とても興味を持った営業手法でしたし、結果として成果も上がりましたが、何か納得しきれない、もやもやした感情が消えませんでした。
それは、本当にお客様の課題が理解できていたのか、提案したい課題解決手法(商品)ありきの提案になっていたのではないか、という不安感があったのだと思います。

それから20年、とある機会で興味を持った産業カウンセラーの研修で「傾聴」に出会いました。
まさに、目から鱗でした。
私が「企画提案セールス」を実践していた頃、感じていたもやもや感は「企画提案セールス」で最も重要な お客様の課題を知るということがどのようなことか理解できていなかったことに原因があったのです。
お客様の課題を知るということは、聞きたいことを質問して、何が課題か仮説を立て、解決のためのロジックを構築することだと考えており、お客様の本当の課題にお客様と同じ目線で寄り添い、同じように痛みを感じることができていませんでした。
まさに、「受容」「共感」「自己一致」の重要性を理解していなかったということです。
自分主体で訊きたいことを訊くのではなく、お客様が話したいことを受容・共感的な態度で真摯に”聴く”ことが「企画提案セールス」の基本の基でした。
お客様への理解を深めると同時に、お客様自身も自分に対する理解を深め、納得のいく判断や結論に到達できるようサポートするのが傾聴のねらいであり、まさに「企画提案セールス」の目指すところでした。
もう20年早く傾聴に出会っていたらと思うと少し残念ではありますが、そんな自身の経験を通じて、是非、これから営業職に携わる、いや全ての新社会人の皆様に「傾聴」の重要性とスキルを学ぶ場を提供させていただきたいと実感しています。
 

(3)「DO思考」と「DON'T思考」

2019年1月11日

以前、勤務していた中国の現地会社では10年間、中国人社員と苦楽を共にしました。
そんな経験から頻繁に「日本人と中国人の気質の違い」について質問をいただきます。勿論、いろいろな人がいるのであくまでも傾向であり、私見です。と前置きした上で私は「中国人はDO思考、日本人はDON'T思考」とお答えしています。

一つの例を紹介します。
北京では四六時中、渋滞が激しいのですが、ほとんど前が詰まって車が動けない状況であっても中国人運転手はクラクションをガンガン鳴らし続けます。ところが、鳴らされた方も馬耳東風、それどころか、自身も前の車に向かってクラクションを鳴らします。
このような場面に何度も遭遇するうちに、これは「俺もどんどん鳴らすからお前も鳴らしていいよ」という DOの思考ではないかと考えました。
一方、我々日本人が同じような場面で後ろの車からクラクションを鳴らされたら、どうでしょう?むっとしませんか?
それは「俺だって我慢して鳴らさないのに何でお前は平気で鳴らすんだ!」という DON'Tの思考ではないかと思うのです。

決して、DON'T思考が全て悪いというのではありませんが、中国に長く住んでいるとこのような中国人気質に慣れてしまい、我慢してやらないことでストレスを溜めているより、自分のやりたいことはやるけど、他人にも一定の許容量を持つほうが健全かなと思うようになりました。
中国が世界第二位の経済大国に発展できた背景には、このような中国人気質が要因の一つにあるのだと思います。

一方、DON'T思考は極端な場合、メンタル不調に陥ってしまい、「クラクションでむっとする」どころの問題ではなくなる危惧があります。
やはり、DOとDON'Tを使い分ける思考のバランスが重要だと思いますが、往々にして日本人はDON'T思考に傾きやすい傾向があるのではないでしょうか。

ちょと精神的な不調を感じた時、自分と同じ目線で今の自分の思考が極端なDON'T思考に陥っていないか見守ってくれる人(カウンセラー等)が身近にいることはとても大切なのではないかと思います。
「マイカウンセラー」が必要な時代がもう来ているのかもしれません。
 

(2)ボランティア活動と私の心地良い場所

2018年11月26日

サードプレイス代表の西田です。
クリスマスイルミネーションが華やかに街を彩る季節となりましたが、いかがお過ごしでしょうか。

さて、私事ですが、細々と続けているボランティア活動があります。
「就労継続支援B型事業所」という、精神障害を抱える方々が紙袋作りなどの軽作業を通じて、生活のリズムを整えたり、基礎体力や集中力、病状の自己管理力を付けながら、社会参加への準備を整える場所なのですが、そこへ月1回訪問しています。ボランティアを始めてこの11月でちょうど丸4年が経ちました。

そこでは月1回「土曜プログラム」というのがあり、利用者(メンバーさん)みんなでランチを作ります。プログラムのスタートは、まずメニュー(あらかじめ年間で決めている)を作るためにはどんな材料、そしてどのくらいの量を買ったら良いかを話し合って決めます。そして「スーパーへの買い出し班」と「調理器具などの準備班」に分かれて行動、買い出し班が戻ってきたところで、全員で作り始めます。
出来上がって食べ終わり、後片付けをしてからしばらく休息。そして午後は「振り返り」ということで、購入した材料の分量と金額、レシピのおさらいをします。その後、少し掃除をしてから夕方まで自由時間となります。
私はメンバーさんの活動を、必要に応じてサポートしたり、雑談をしたりして、一日一緒に過ごしています。

今月は12人でさんまの塩焼きとお味噌汁を作りました。
「さんまの値段はどうかな?」「魚の目がこわい~」「大根おろしを最後までやるのは、指まで擦っちゃいそうで難しいなあ!」…など、ワイワイ言いながら皆さん楽しそうに手を動かしていました。さんまは今回ホットプレートで焼きましたが、12尾並ぶ姿は壮観でした。

メンバーさんは統合失調症やうつ病などの精神疾患を抱えながら通所されています。自由時間になると、病気や生活、就労の悩みを話す人もいれば、黙って一人で座っている人、隅にあるベッドで横になる人、さまざまです。そんな中、私もくつろいで座っています。言葉は交わさずとも、お互いの存在はなんとなく気にかけている。そんなあたたかな空間はとてもいいものだなといつも思います。メンバーさん同士もそれを感じておられるようです。私が通い続けているのも、ボランティアというよりはそのあたたかく心地良い空間を共にしたい、ということなのかもしれません。

特に今の社会では、そんな「自分にとって心地良い場所」の存在が、ますます重要なのではないかと思います。それはもちろん自分の家だったり、あるいは会社近くのカフェだったり、週末の図書館だったり、地域のコミュニティ(仲間)だったり・・・人それぞれかと思います。できればそんな場所がいくつかあると良いのではないでしょうか。何かストレスを感じる出来事があった時に、その時の自分に最適な「自分にとって心地良い場所」を選べると、あまりモヤモヤした気持ちを長引かせることなくリフレッシュできたり、自分を大切に思う気持ちを取り戻すことができるように思います。


師走に向けて忙しくなるこの時期だからこそ、短い時間でも「自分にとって心地良い場所」で過ごすことは一層大事なように思います。
 

(1)ロゴマークに込めた思い ~若い人の力を借りて実現したもの~

2018年10月19日

サードプレイス代表の西田です。
あっという間に10月も後半、紅葉の美しい季節となりましたがいかがお過ごしでしょうか。この時期は、研修を実施される企業様も多くいらっしゃることと思います。

さて、お客様と名刺交換させていただくと、ありがたいことに当社のロゴマークについて聞いていただくことがあります(当ホームページの左上にも掲げているものです。※クリックするとトップページに遷移します)。

会社設立時にロゴマークを作成するにあたり、私自身が決めていたことがあります。
それは、「若い人の力を借りる」ということ。
若い人の力を借りて、そのみずみずしい感性をこれからの当社に吹き込んでいただき、成長していきたい。
漠然とですがそんな思いがありました。

では、どなたにお願いしようか。例えば、専門学校や大学でデザインを学ぶ学生さんにお願いできる伝手などは無いものか・・・と、ウェブで検索したりして最終的にお願いしたのが、現在大学生で心理の勉強をされているchishimaさんでした。

chishimaさんは、学業のかたわらイラストなども手掛けられているとのことで、今回お願いしたところ快諾いただきました。

作成をお願いするにあたり、社名の由来、会社のミッションや事業内容、色はブルー系にしたいなどお伝えしたところ、数日も経たないうちにデザイン案がいくつか出来てきました。

その中の一つが、このロゴマークでした。

◆クジラのシルエット(外側のブルーの形)
・コンセプトカラー「青」から
・サードプレイスの持つ「心地よい場所」という意味から、大きな体を優雅に泳がせるクジラから感じ取られる「心のゆとり」を連想した

◆鳥のシルエット(中の白抜き)
・3の由来である「treis(ギリシャ語)」より派生した接頭辞「tri」から
・サードプレイスという「第3の居場所」で一個人としての自己を育み、ファーストプレイス、セカンドプレイスでも羽ばたいていけるように、という思いから

chishimaさんからの原案には、上記のメッセージが手書きで記されていました。

私はそれを見てとても感動しました。
私の思いが伝わり、それを見事に体現してくださっている。いや、私の思いをさらに羽ばたかせてくれている。そう思いました。
まさに若い人の感性、エネルギーを感じました。


このロゴマークを見るたびに、私は初心へ返り、この会社を通じて実現したいことへの思いを新たにすることができています。
講師、カウンセラーの方々、スタッフと連携しながら、日々精進していきたいと思います。